其の百十 「亀の手、つけ揚げ、南洋鮑」

鹿児島県屋久島の安房にある「ふるさと」に入る。
バイト風の若い女の子に尋ねるが、定食はなく、2千円からのコースだ、というので内容を尋ねると、わからんという。
話にならんので、メニューを見て「ご飯あるの?」と尋ねると「味噌汁付きで300円です」とのこと。
じゃあ「それと、亀の手(500円)とつけ揚げ(600円)を」とオーダーする。
まずは野菜の炊き合わせが出た。お!付きだしがあるんや。
おばちゃんが出てきたので、「大阪から来たんや。珍しいもんを食べたくてなあ。」と話すと「じゃあ南洋鮑食べてみる?」と小さな鮑を2つ出してくれた。
「うん?鮑?高いんちゃうん?」と思ったが、目の前に出してくれたので、しゃあないか、と食べる。味は・・煮鮑の味や。
けどほんまに小さいなあ。
亀の手は珍味。こりっとした白い部分と藁のような食感の黒い部分がある。
黒い部分はそう美味しくないので、白い部分だけを食べる。
つけ揚げはやわらかい練り物でなかなかいける。
お会計は1900円。付きだしと鮑で500円のプラスなら良しとしよう。(ラッキー?)