2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

其の三十四 「食材」

美味しい食材=身体に良い食材+身体が求めている食材、という公式が成立するのでは、とおっさんは思う。 例えば野菜は旬のもの+新鮮+無農薬のものが美味しい、と思う。 無農薬の野菜は元気で味が濃く、歯ごたえもある。 また旬の野菜は栄養がたっぷりで味…

其の三十三 「天然と養殖」

最近は養殖技術が上がり、養殖の魚が出回っている。 おかげで安価に身近に高級魚が食べられる。 養殖物でよく見るのが鯛、はまち、鰻、鮎。 鯛は普通のスーパーで天然物も手に入るので、比較がし易いし、選べるので大きな問題はない。 味の方は、やはり値段…

其の三十二 「大食漢時代」

大学でバスケットボールをしていた頃が人生で最も大食漢だった。 合宿では仲間の残したおかずを集めておひつを横に置いて食べた。 下宿の夕飯を食べてもすぐにお腹がすき、お金もなかったので、インスタントラーメンと食パンを買い、まずラーメンを食べてそ…

其の三十一 「鯨」

ながす鯨の尾の身の刺身は刺身の中の最高峰、とある本の文中にあった。 もうずいぶん前に難波の西玉水で食べた「それ」は確かに納得の味だった。 鯨といえば、子供の頃のおでんには「ころ」という鯨の皮が入っていて、結構美味だったのを思い出す。 そして道…

其の三十 「牡蠣」

20歳前半、バックパッカーで北米を歩いた時、ニューオーリンズのオイスターバーで牡蠣を食べた。 夏で暑かったので、冷えた牡蠣が美味しかった。その昔、広島から大阪に船で牡蠣を売ったり食べさせたりしていたのが、大阪に店を構えた、という店が大阪府北…

其の二十九 「牛肉」

牛肉といえば、松坂牛。牛にビールを飲ませたり、昭和天皇も食べたと?いうことでも著名な「和田金」。 刺身、網焼き、ステーキ、すき焼き、どれも旨い。 すき焼きなんて味付けするし、卵をつけるので肉質はそう味に影響しないかも、と思っていたがとんでも…

其の二十八 「鯛めし」

てんぷらの「与太呂」だが、もう一つ名物がある。「鯛めし」である。 土鍋でごはんと鯛を炊いて、炊き上がったらごはんの上に姿のまま乗っている桜色の鯛を見せてくれる。 その後、身をほぐして供してくれる。 これが旨い。 同じような料理を出す店が最近は…

其の二十七 「てんぷら」

前話で関東と関西を出したので、よく比較されるてんぷらについて話してみようと思う。 関東はごま油で揚げるので、衣の色が濃く、ごま油の香りが香ばしい。そしてつゆの味は濃い。 関西は綿実油などで揚げるので、衣の色が薄く、油自体の香りが控えめである…

其の二十六 「関東と関西と下仁田ネギ」

時々関西に遊びに来る埼玉在住の友人と食べ物の話になった。 「東京は飯が不味い。」と友人が言うので、「確かにそうやが、大阪・関西よりも東京・関東の方が旨い食べ物もあるで。」と大阪在住のおっさんがこたえた。 まず蕎麦。最近は本格的な蕎麦も大阪で…