ホテル阪急インターナショナルの和食といえば竹茂楼。
京料理の美濃吉がチェーン展開の店とは一線を画して本店の牙城として開店したのが竹茂楼の始まりと聞いた。
その出店というのだから、さすが商魂逞しいというところか。ともかく質が高いと期待できるお店である。
で、お昼時だが、行く機会があった。季節は秋。お造り、松茸の土瓶蒸し、松茸ご飯が出た。
お造りは「ふむふむ」。期待の土瓶蒸しは・・「うーん。さほど香りが・・」。
そして松茸ご飯・・「え？何？香りがあまりしないやん。まさか輸入物じゃあないやろし、なんで？」と残念な結果であった。
このホテルの和食は竹茂楼の前は吉兆だった。
あの船場吉兆事件後に変わったようだ。このホテルの吉兆は本吉兆のお店なのだったのだが、やはり影響は避けられなかったのだろう。
この吉兆に夜一度行く機会があった。内容は「さすが吉兆！」というものであった。
まず器が良い。手にとって眺めるだけでうきうきする。
そして出汁の味が良い。料理の味付けも鮮やかだ。大きな満足感を持って食後を迎えることができた。
大阪城を間近に見るホテルニューオオタニの和食「城見」。
吉兆のように器が特別に素晴らしいということはないが、それなりに上品な器に整ったの料理が出されてくる。
店名どおりにライトアップされた大阪城が見える。何度か行く機会に恵まれたが、不満をもったことはない。
ニューオオタニのフレンチといえば「さくら」。
ここの特別室は一面が大きな窓で、そこに大阪城が見え、なんとも抜群の雰囲気で食事が楽しめる。
食材やサービスのレベルも高く、文句のつけどころがない。特別な日に最高の食事どころといえる。
