其の弐百八拾九 「在坂華僑春節祭」

在坂華僑春節祭が大阪中華学校で開かれた。
あいにくの雨。
会場のグランドには全面シートがひかれ、屋台とステージはテントでカバー。
シートの上は茶色に濁った水がたまっている。
悪コンディションだが、会場のグランドは人でいっぱいだ。
大阪市内の学校の運動場だからそんなに広くない。
そこに屋台が出て・・ということなので、そんなに大勢でなくてもいっぱいになる。
雨にもかかわらず盛況感は十分だ。
さて、まずは「天天好香腸」で香腸(250円)を。台湾のソーセージだ。うん、歯ごたえがあるな。
次に「551蓬莱」のタンツーメン(300円)を。台湾名物の麺で、老舗の本店でも食べたことがある。ふむ。まずまず。
さあそれから・・と全ての店をみていくが、総じて高めの値段設定のように思う。
刈包(台湾バーガー)は店によって300円と400円だが、値段の割りに中の具材が少ない。
水餃子も5個ほど入って300円。王将の餃子の方が安い。
ただここまできてソーセージと麺だけ食べて帰るのもなんなので、まだ食べたことのないものを・・
と「国際佛光会大阪協会」で「美味しいよ〜!」とPRしている大根餅(300円)を。
ん?餅というからには「もちもち感」を期待したが、これは・・。
大根を摩り下ろして、つなぎを混ぜて鉄板で焼いた・・それだけではないのか?
かかっているタレも特に工夫はないし。ま、まずい。
これは大失敗だ。これを今日の最後にはしたくない。食べ遺したままゴミ箱へ。
美味しそうに蒸しあがっている「華友会」の豚まん(200円)を。
うん。これは熱々で餡もジューシーでなかなかいける。本日一番やな
551の豚まんは170円だが、こっちの方が大きいので、コスパ的にもOK。

さて先日の天王寺春節祭と今日の春節祭に参加しての感想だが・・。
新春なので破格のお値打ちもの、という感覚はないようだ。
通常のお祭りの屋台並みで価格は高めの設定だ。味のほうも今ひとつのものが混じっている。
中には通常のお店並みの味がお店並みの値段で食べられる店もあるが、それを食べるのが目的なら店にいけばいつでも食べられる。
要するに「食」が目的なら混雑するところにわざわざ行く価値はない、ということだ。
ステージでショーを見る、祭りの雰囲気を味わう、とかのその他の目的があって、その場で色んな食を楽しむ、ということならOKだろう。