其の参百七拾四 「さくら」

ホテルニューオータニのメインダイニング「さくら」でランチ。
毎年この季節にここでランチをするが、大阪城公園の桜を眼下にできるシチュエーションで素晴らしい目の保養ができる。
今年は桜が早く、はや散り桜となっていたが、それでも残り桜を楽しめた。
ただ視界に建設中のビルが入り、昨年までのような絶景ではなかったのが残念だった。

さて肝心の料理の方だが、まずアミューズで、カップに入ったプリンのようなルックスの卵料理が出てきた。
個性があって味も良い。これは期待できそうだ。
次いでカンパチのカルパッチョ。緑とピンクのソースで艶やかだ。
カンパチの歯ごたえもソースの旨みも相性も抜群で「さすが」の一品だ。
そしてオニオングラタンスープ。濃厚な旨みのオニオンスープの上にパングラタンで蓋がしてある。
これがまたチーズの旨み、パンの触感、スープの旨みが重なって・・「う〜ん」唸ります。
メインは、国産牛サーロインのステーキフリット。トリュフバターとジュドブッフ。
ここまでが良かったので、期待値があがったのだが、これはそうでもない。
牛は国産牛・・ってことは多分ホルスタインかな・・肉自体の旨味はあまり・・。
ソースも特に・・まあトリュフバターは悪くないが。
付け合せの玉ねぎとポテトフライのリングも特になんてことはない。
デザートは、フォンダンショコラマーヴルアイスクリーム。
温かいショコラの中からはチョコが流れ出し、上に乗っているアイスと一緒に食べると・・。
絶品だね。
そしてラストはいつも注文するハーブティ。
そして小菓子。
前菜からデザートまで5品出て、4品で唸らせるのだから、さくらのレベルは高いなあ。
残りの1品も決して出来が悪いわけじゃないし。
いやあ、満足、満足。