其の五十一 「アメリカのハンバーガーとピザ」

アメリカでのこと。
本場のハンバーガーを食べよう!とカールスジュニアに行った。
出てきた「もの」を見て唖然・・。これ、どうやって食べるん?
周りを見ると若い女性が思いっきり大きな口を開けてかぶりついていた。
やっぱりかぶりつくんやなあ。でもこれ口に入るか?とにかくやってみよ。
口に入れるように手で押すと反対側から中の具が出てくるし・・手を汚しながら四苦八苦して何とか食べた。

あ!シェーキーズや!ピザでも食べよか。2人やけどたくさん食べたいからファミリーサイズを注文した。
飲み物は何にしよかな。当然ラージサイズでないとなあ。と思ってたところ横の客がビールのピッチャーのような入れ物に入ったコーラを手に持っていた。
何?あれ?この時、カールスジュニアのハンバーガーの記憶が甦った。
カールスジュニアで食べた当時、日本にはマクドナルドしかなかった。だから「カールスジュニアのハンバーガーはとてつもなくでかい」と理解した。
シェーキーズは日本にもあるし入ったこともある。同じシェーキーズのピザだから、日本でもアメリカでも味も量も同じ・・と思っていたが。
もしかして「カールスジュニアだからでかい、のではなく、アメリカだからでかい」のだとしたら、ピザも?
で、コーラはスモールを頼んでみた。日本ではラージサイズの量だった。
ということは・・一抹の不安を抱えながらテーブルでピザを待った。
不安は的中した。これまで見たことの無いような巨大なビザが運ばれてきた。
隣のテーブルでピザを頬張り、ピッチャーでコーラを飲んでいるおばさんの腕は、おっさんの太ももより明らかに太かった。