その五十二 「インドでの食事」

その昔、インドに3ヶ月ほどいた。
そのうち2ヶ月ほど滞在したある村での食事は・・。
朝食はイエローライス。
サフランか何かなのだろうが、黄色いライスに唐辛子の刻んだものが入っている。
朝から唐辛子はちょっと刺激がきついので、唐辛子を避けながら食べた。
昼食はダールという豆汁にチャパティ、それにもう一品何か、多いのは野菜だったかな、のカレー。
ここでカレーというのは、日本でのカレーのイメージではなく、香辛料を使用した汁っぽい料理のことと理解して欲しい。
夕食も昼食と似通ったメニュー。
カレーの具が魚だったこともあるし、ご馳走のときはマトンだったり。
でも一番美味しいのはやっぱりチキンカレー。
ちなみに牛肉と豚肉のカレーはない。
牛はヒンズー教では神聖な動物なので食べない。
豚はイスラム教では汚らわしい動物なので食べない。
ご承知のとおり、インドはヒンズー教が最も普及している。
そしてイスラム教徒も多い。
辛さはやはり日本とは比較にならないくらい辛い。
慣れてはくるのだが、時々田舎にいって食べるカレーは極端に辛い。
だから食事に出される甘いミルクティ、チャーイが旨い。