其の弐百拾六 「和歌山食祭 グルメ対決」

和歌山食祭が24日にあった。
和歌山市内の旅館・ホテル・飲食店5店がそれぞれ1品出し、優勝を決める対決もあった。
今年が3回目で、1回目が鯛丼、2回目が鯛ラーメンが優勝したそうだ。
今回のエントリーは、熊野牛紀州備長炭炭火ステーキライス南高梅しょう油ソース、紀州くえ天丼、さざえの鷹の巣焼き松茸添え、鯛カレー、紀州ふかひれ丼の5品。
抽選で一般審査員に選ばれたので、5品が無料で優先的に食べられる。
さて当日会場に行くと既に一般審査員の行列ができている。
最後尾に並ぶ。そして5品をもらってさあ試食だ。
まずは、さざえから。う、旨い!!うずらの味、さざえの肉の味、さざえの肝の味、そして松茸、それにスープの味も・・。
こりゃあ、これで決まりでは・・。と思いながら、2品目は熊野牛を。
おう!これはまた・・柔らかい、味が良い、タレの味もマッチング!うーん。
さざえを食べたときは、これで決まりと思ったが、旨味の量ではやっぱりブランド和牛は凄いなあ。しかも炭火で焼いてタレも普通じゃない。
3品目はと、くえのてんぷらを口に運ぶ。わお!さざえと熊野牛と続いてこれに勝るものはちょっと・・と思っていたが、このくえのてんぷらも絶品だ。
くえの上品な旨味が溢れている。3品とも想像以上にレベルが高い。幸せだあ!!
4品目にはフカフレ丼を。ふむ。これは普通のフカフレ丼やな。なんせ前の3品のレベルが高かったので普通のフカフレ丼では舌が喜ばない。
最後の5品目は鯛カレー。カレーは味が強いので最後にした。鯛のフライがカレーに浮いているので、これをまず口に入れてカレーも。
うん。1口食べると自然にスプーンが2口目をすくって口に運ぶ。これも美味しいなあ。
さて、5品を食べ終えて選考だ。
第5位は、フカヒレ丼。これはすんなり決まった。決して不味くはないのだが、相手が悪かった。
第4位は、鯛カレー。美味しいことは美味しいが、カレーの風味が鯛に勝っていて、これなら鯛である必要はないように思った。
第3位は、くえ天丼。くえのてんぷらは美味しかった。ただ天丼なのであとさつまいも、大葉、ししとう、かぼちゃが入っていた。
もちろん天丼のたれも美味しいので、くえ以外のてんぷらも美味しいのだが、感動の味というわけではない。
1位と2位は一番迷った。さざえは料理としての工夫が優れていた。旨味のバリエーションもあった。熊野牛は旨味の量が際立っていた。
決め手にしたのは、もう1度食べたいのはどっちか?という問いに対する答え。
その結果、第2位は、さざえ、第1位は、熊野牛となった。
投票を済ませ、会場を出た。
帰宅後にネットで結果をみたところ、優勝はサザエだった。納得の結果だった。