其の弐百六拾七 「トラットリア・ダ・ジャコモ」


































































福島NO1のイタメシ屋(と食べログのコメントに書いている人もいる)「トラットリア・ダ・ジャコモ」。
ランチは、パン、パスタ、ドルチェのA900円、それに前菜と珈琲か紅茶がついて1350円のB、それにメインがついて2000円のCの3種。
コスパが良いというBをオーダーする。
まずパンが出てくる。ドレッシングをかけたレタス等の生野菜と生ハムをはさんだトーストだ。
うん、生野菜にトーストってのも悪くないね。
次いで前菜は6種類。なかなか凝っていて説明を聞いても全て覚えられない。

万願寺とうがらしのキッシュ→ふむふむ。
②生ハムとチーズ→チーズはクラッカー?の上に厚めに塗っているのだが、これがウォッシュタイプのゴルゴン・・とかいうのともう一つを混ぜたものだそうで、口の中に広がる香りと味は未体験のもの。衝撃的な味で久しぶりに感激した。
③烏賊のスープ→小さなカップに入った温かいスープ。確かに烏賊の味だ。烏賊だけでなく具もたくさん入っている。この味も個性的。
ブロッコリーとさつまいもの〇△→①と同じく、これはわりと普通の味だね。
⑤いわしとじゃがいものパテ?→これも個性的な風味と味。
⑥牛の胃袋のトマトソースあえ→歯ごたえが良い。これも個性的だ。

6種の前菜のうち、個性的・独創的なのが4つ。うち1つは未体験の味。これはお値打ちだ。

前菜の感激に浸っているとメインのパスタが出てきた。
本日のパスタは以下の3種だった。

①合挽きミンチと小松菜のボロネーゼソース
②ツナとケーパーとキャベツの白ワイン風味ソース
③香草蒸し鶏ツルムラサキのカボチャクリームソース

①がミートソース風でお肉が、②が最もあっさりしていて、③がこってり、という説明だったので、③にした。
大盛り無料だったが、量を尋ねると、並みでも他店の並みよりも量があるということなので、並みにした。

カボチャのソースでカボチャ味。カボチャが好きだから良いんだけど、カボチャの風味が勝って香草の風味は消えちゃってるかな。
量は並みで十分。
だって、前菜の前にパンも出たし、この後ドルチェも出るんだから。

たっぷり食べた感に浸っているとドルチェが登場。
クリームチーズジェラート→これも初めてやねえ。
キウイなどの生フルーツ
チョコレートが入ったケーキ→これも単純なチョコレート味じゃない。複雑な味だ。

紅茶はティーバックではなく、葉っぱから淹れている。
ミルクももちろん本物。
そして小菓子が2つ。

うーーん、どこまでも本格的だ。
これで1350円は確かにコスパが高い。

前菜の出来をみると「ランチのパスタではこの店の真価はわからない」という食べログのコメントも納得だね。
かといって2000円のランチでメインを食べるとなると量的にしんどそうだ。
当然ディナーも同様だ。

1日1食の覚悟で2000円のランチに挑戦ってのが現実的かなあ・・。