其の四十九 「蜂の子」

一時信州駒ヶ根に3ヶ月ほど居たことがある。
その頃、町の居酒屋で蜂の子に舌鼓を打った。
蜂の子は炒って供される。パリッとして香ばしい。
蛹や幼虫も混じっていて、これは中がとろりとする。
信州地方は海から遠いだけあって蛋白源として昆虫食が盛んだったようだ。
そのおかげで蜂の子を食べる事ができ、大変幸せであった。