其の百三十六 「大坂トンテキ」

四日市で人気のメニューだということだが、何故「四日市トンテキ」でなく「大坂トンテキ」なんやろ?
お、やっぱり並んでるわ。
待つこと5分程度で入店。店内は奥にテーブルがあるが、入り口からカウンター席が並んでいる。
厨房内は肉を焼く者、ご飯を入れる者、味噌汁を入れる者、皿を洗う者、レジとお客様係り、と人数が結構いる。
だから客の回転が速い。
ご飯と味噌汁がまず出てきた。続いてメインの皿には、ボリューム感たっぷりのトンテキに山盛りのキャベツ、そしてマカロニ。
トンテキにはソースがたっぷりとかかっていて、からしもついている。
お!トンテキと一緒に焼いたにんにくもある。
トンテキは厚く切ってあり、まさにステーキ。ほおばると歯ごたえもそこそこある。
ソースの味は濃いが、それがよく合っている。からしをつけるとアクセントになってさらによろしい。
隣の客が「ご飯がすすみますね」と言いながら食べている。あちこちからご飯おかわりの声があがる。
ご飯はおかわりも大盛りも無料だ。
肉をほおばっている、食っているという充実感、食後の満足感は、この圧倒的なボリュームから生まれるんやろね。
800円でこの満足感が得られるなら、少しくらい並んで待っても食べようか、ということやね。