其の弐百四拾九 「双龍居」

  
前夜訪問するも満席で入れなかったので、そのリベンジで連れを誘ってランチで訪問。
12時前に入店したので、1階のテーブル席だ。
オーダーはもちろん四川料理を名乗る店一押しの麻婆豆腐の定食。
テーブルにも麻婆豆腐の食べ方ってのをわざわざ置いてある。
「本格的な麻婆豆腐なので、かき混ぜずに食べなさい。山椒と辛さは調整ができますよ。」
期待しながら待つ。
運ばれてきたのは・・おお!凄いボリューム。そして水餃子と春巻きが1個ずつ、小エビが2つ入った生野菜サラダには甘めの醤油だれがかかっている。
そして卵と豆腐のスープ。そしてお代わりが自分でよそれるご飯。
水餃子と春巻きは、やや温かいが、作ってから少し時間が経っている。
サラダは甘めの醤油だれが合う。
で、肝心の麻婆豆腐は・・「本格的」とあったので、本場四川で食べた麻婆豆腐の味の記憶と比べてみよう。
そうすると・・辛さは・・本場で食べた物ほどではない。
特に山椒の効きが、ほとんど感じられない。
ラー油の辛さ、つまり唐辛子の辛さだけが際立つ。
では今度は、日本の他の中華料理屋で食べた麻婆豆腐の味の記憶と比べてみよう。
辛さは・・辛い。ラー油の辛さが本格的だ。
そして量が他店とは違う。倍はあるのではないか。まさに本場の量だ。
一緒に来店した同僚はあんかけそばを頼んだが、これも倍ほどの量があった。
麺だけでなく、具材も、野菜や烏賊やキノコ類がたっぷりの餡がかかっている。
そして付け合せは同じく春巻きに餃子にスープ。
さらにコーヒーかポットの中国茶がつく。
これで800円とはお得感満載。
いやあ、満席になるのも納得だ。
他のランチメニューをみると・・一般的な料理が並んでいるなあ・・と裏面をみると・・なんと!!
あわびの料理が1200円?ふかひれの姿煮が乗った麺か飯が1500円?
いやはや・・これは再来店して食べないと・・と意を決した。
職場からは暑い中を10分あまり歩かないといけないのだが、その価値は十分ある。