其の弐百弐拾五 「福多亭 再訪」

   
1日あけて2回目の訪問。
ハンバーグを食す。
野菜サラダとテールスープは前回と同じ。
ハンバーグの付け合せの温野菜が充実しているのが嬉しい。
ハンバーグは・・柔らかい。
箸で食べるのだが、全く問題ない。
ソースは個性を主張しない癖のない味。
パンかライスと尋ねられ、パンを選ぶ。
前回の訪問でパン生地をこねているのを見ているし、目の前の籠の中にフランスパンとロールパンが盛ってある。
期待は大きい。・・が、出てきたのは皿の上にフランスパン一切れ。
え?一切れ?ロールパンは?
当然すぐに食べ終わるが、まだハンバーグはたっぷり残っている。
しかし、おかわりのサーブも声掛けもない。
もしかして目の前の籠のパンを自由に食べるってシステム?
とりあえずパンのおかわりを頼むと、籠の中のパンをとって温めて供してくれた。
ただまたフランスパン一切れだけ。
また食べ終わるが、サーブも声掛けもない。
再びおかわりを頼むと、またフランスパン一切れが・・。
ロールパンは選べないの??
フランスパンにソースを浸して食べて、ホットミルクティーでご馳走様でした。
それにしても・・客におかわりの声掛けをしない、笑顔は見せずに淡々と・・というのは、店のポリシーなのかいな?
そんなに気取ってもねえ。もうちょっとフランクにいこうよ。
カレー、ハンバーグとも味は上品。
テールスープもパンも上品な味。
決して不味くはない。
カレーを食べて「ふむ悪くない。ハンバーグも食べてみよう」と思う。
ただ強いインパクトがない。感動がない。
美味しかった!また来よう!とはならない。
「ふむ。こんなもんか。食べロクの評価は高すぎじゃない?」ってのが正直なところだ。
店は高級感があるし、値段も手頃っていえば手頃で、スープもカレーもハンバーグもそこらの味ではないのは確かなんやけどね。