其の弐百五拾弐 「コバチカレー」


TVのカレー総選挙で第一位をとったマスターのお店、中崎町の「コバチカレー」。
芸人が書いた美味しい店紹介の本でも取り上げられている。
最近のカレー店にありがちな間借り的なスペースではなく、お洒落なカフェの外見。
ガラス張りで外から中の様子が良く見える。
昼はカフェ、夜はバーのお店風で、とてもカレー店には見えず、通り過ぎるところだった。
さて、芸人の本に書いてあった「あいがけ」1050円を頼む。
AのビーフとポークのキーマとマCのマトンのキーマのあいがけにした。Bがチキンのキーマ。
この3種から2種選ぶのが「あいがけ」だ。
カップのオニオンスープと人参と大根のピクルスが付く。
カレーはターメリックライスを中心に両方にそれぞれのカレーが入っている。
まずビーフとポークのルーだけを食べる。
肉の歯ごたえがしっかりとする。
肉の味もする。
ただスパイスが物足りない。
まあこちらはマイルドなのかもしれないと、マトンを食べる。
こちらも肉の歯ごたえと味はする・・が、スパイスがほとんど利かない。
あとで利いてくるのかもしれないと食べ進めるが、一向に利いてこない。
市販のルーの中辛でも、少しはピリッとするのだが・・。
そういえば入店したときの左隣は10代に見える女子3名だった。
女子にも子どもでも大丈夫な辛さのカレーってことか・・。
食べ終わって黒板をみると、カレー総選挙で第一位をとったカレーは、「赤いバターチキンカレー」とのことで、なんとメニューEに900円台で載っている。
そしてこれは自分で辛さを調整したり、バターを削って入れたりできるようだ。
あっちゃー!食べるべきはこっちだったんだ・・。
「あいがけ」の味では、再訪は100%なかったのだが、第一位のカレーは食べてみたい気はする。
でも・・「あいがけ」がこれなら大きな期待はできないかも・・。
もしかすると総選挙で1位をとった時は、今のカレーブームを席巻しているスパイスカレーは注目されていなかったのかもしれないなあ。