其の百十七 「ピッツエリア・エッセ・デイ・ピコ」



泉佐野市のヨットハーバー内のイタリアレストラン「ピッツエリア・エッセ・デイ・ピコ」。
雑誌や新聞記事で紹介されているニューカマーだ。
我が家の長男からも「美味しかったで!」と報告を聞いた。
期待度が大きい一方で、長男の感想は「石釜で焼いた専門店のピッツアを初めて食べたからかな?」
という思いもあったが、まあものは試しで食べてみないと始まらない、とランチタイムに行った。
店内空席があるが、店外で待たされる。待つことしばし、カウンターに案内される。
テーブル席からはヨットハーバーが見える。カウンターは厨房に向かって座る。
厨房には、赤色にペイントされて目立つ店名の入った石釜が鎮座しており、中で薪が燃えている。
その横でピッツアを焼いている。
ランチは1500円で、その日のピッツア3種類から選択でき、それにサラダか小皿前菜が付いている。
トマトソースとアンチョビとモッツアレラチーズのピザと小皿前菜をオーダー。
小皿前菜は本当に小さな皿に野菜と肉と香草の3種類の前菜。
ボリュームはないが、3種の味を楽しめる点は良い。
さて、真打のピッツアの登場だ。予想通り専門店のピッツアの大きさと厚みとチーズ、トマトソースの味だ。
ただ、やや焦げ付きの程度が酷い。食べると焦げた炭が手に着く。焦げた部分は当然苦い。
少しならともかく、これでは端は食べられへんで。
で、アンチョビはどこ?
まあそんなに入るものではなく、調味料としての役割が多いとはいえ・・
切り分けたピッツアの1片にだけわずかに入っている、というのではあまりに少なくないですか?
他の客がオーダーしていた渡り蟹のスパゲッティは、3000円で3人前ということだったが・・
なるほどボリュームはたっぷりだった。
またメインメニューをみると、2000円台で、地元の野菜や魚介類や肉を使った美味しそうな品が書いてあった。
地元食材を使用したそれなりに本格的なイタリア料理を、そんなに高くない値段で食べることができるお店、ということなのだろう。
ただ、ピッツアの出来からして、「そこそこ本格的な味」以上のものは期待することはできないだろう。
え?我輩?我輩が再度行くことは・・ないかな・・。