其の百五十六 「銀平」



和歌山で朝捕れた近海魚のみを提供する「銀平本店」で久しぶりに食べた。
辛子が薬味の自家製豆腐、たっぷりのしらす、塩で食べる野菜の天ぷら、蕎麦が前菜・・?
煮魚と焼き魚は席に運ばれてきた数種類の魚から選ぶ。
三人で行ったので、一人が刺身、一人が海鮮丼、我輩は煮魚で黒鯛を。
新鮮なので身離が良い。身が甘い。醤油ベースの出汁は我輩の口にはやや辛めだ。和歌山の味なのだろう。
汁物、たっぷりの漬物、おひつご飯がつく。
前菜は前述のとおりのボリュームだし、黒鯛は丸一匹。
ご飯を茶碗に軽く一膳食べれば、もうお腹がいっぱいになった。
これで千五百円はお値打ちやね。