其の四百八拾四 東天閣本店

神戸北野の東天閣本店で、カタログギフトの特別メニューを食す。前菜八種は、蒸し鶏、蛸の天ぷら、胡瓜の酢の物、蟹肉、玉子のテリーヌ、焼豚、小海老とポテトサラダ、クラゲ。蛸の天ぷらって中華料理?美味しいから良いけど。クラゲはコリッコリ。フカヒレスープはエノキと松の実入り。フカヒレは高級食材やけど、それ自体に味はなく、スープの味とその食感で食べる。フカヒレの量が多くないので、エノキでカバー。松の実はアクセントになってる。メインの一皿目は、ホタテの豆味噌味、チンゲン菜、海老。豆味噌の味が強くてホタテは舌触り食感を、ややもったいない調理法やね。そして北京ダック。見せてから包んでくれる。こんなに味噌をつけると味噌の味しかしない。まあ日本の北京ダックは皮だけやから今いちやねんけど。中国の北京ダックは身もついてるから美味しいんよね。3皿目は、カサゴの揚げ物に海老と唐辛子とナッツを振り掛けた料理。白身カサゴに強い味付で、これもホタテ同様にもったいないなあ。4皿目は黒酢酢豚。これは良い豚肉を使っていて上品で美味。ここでこのコースには飯や麺はなくて残りはデザートと告げられる。すでにお腹が一杯なので、デザートを運んでもらう。まずは飴芋。大学芋と違って外はパリパリで固く、中はシットリ。箸ではつまみにくいので爪楊枝を刺して食べて下さい、ということ。うん!美味しい!次はココナッツミルクプリンと生フルーツ。これも美味しい。今回は神戸北野の東天閣本店で特別メニューのコース料理を、看板の北京ダックを食べられて良い経験ができた。